三浦春馬さん訃報で三吉さん・生田さんへのSNS中傷…悪質な韓国の場合は?
泣き寝入りの多かった芸能人だが、最近は告訴を決心するムキも
俳優・三浦春馬さんが亡くなり、交際相手だったとされる三吉彩花さんや共演歴のある生田絵梨花さんらが、SNSを通じて誹謗中傷にさらされ続けている。「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんも心ない言葉に追い詰められて亡くなった。他方、世界一のIT大国を自負する韓国でも、ネット上による誹謗中傷は後を絶たず、芸能人はこれに悩まされ続けている。
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韓国では悪質な誹謗中傷を「悪プル」、悪プルを繰り返して書き込む人を「悪プラー」と呼ぶ。スマホの出現により時と場所を問わずニュースを見られるようになり、人々は芸能人の記事を読んでは、気軽にコメントを書き込む。大衆がストレス発散で書いた何気ない悪プルにより芸能人は傷つき、うつ病になったり死を選んだりする。
最近、韓国では芸能人の記事にコメントを付けられないようにするサイトが増えた。悪プルを防ぐためだ。中傷コメントを付けた際の法律上の措置も厳しく、誰かをおとしめる意図を持ってコメントを残した場合は告訴される。インターネット名誉毀損に抵触すれば、3年以下の懲役、または3000万ウォン以下の罰金刑となる。それでも悪プルは減らない。
以前は泣き寝入りの多かった芸能人だが、最近は少し様相が違う。人気グループ・スーパージュニアのメンバー、キム・ヒチョルは悪プラーとの戦争を宣言した。彼は7月24日午後2時、数十人を告訴するため江南警察署に出頭した。「善処はない」とインスタグラムに書き込むとともに、ソウル中央地検に提出した告訴状の写真を載せている。
キム・ヒチョルといえば、TWICEの日本人メンバーモモとの交際が報じられたことから、日本でもよく知られている。ヒチョルは自分だけでなく、知人や後輩たちも人身攻撃などの悪プルに苦しめられていることから、告訴を決心したのだという。
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