巨人、好調「パーラ」の陰で思い出す7人のハズレ外国人野手

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想像を絶する拙守

 最後は前述したセペダの不調や阿部慎之助の故障離脱により、15年4月下旬に緊急補強された選手である。

 メジャー通算48発、この前年もトロント・ブルージェイズで準レギュラーとして16本塁打を放ったホアン・フランシスコだ。

 ところがフタを開けてみたら何とやら。来日後、初出場した試合こそ、初安打・初打点をあげてヒーローインタビューを受けたものの、その後は18打席で11三振とボールがバットにまったく当たらない。

 さらにファーストの守備では想像を絶する拙守を連発し、初出場から5日後には早くも2軍落ちという結果に。

 2軍では“練習しない”“コーチの指示を無視する”など、真偽不明の情報が出回る始末だった。

 6月に入ると背中のハリを訴え別調整に、そしてついに7月中旬には腰痛のため、一時帰国してしまった。

 当然、このままサヨウナラかと思われたが、何とか再来日し、9月には2軍で実戦復帰した。それでも1軍には呼ばれることなくレギュラーシーズンを終了している。

そしてパーラは?

 出場わずか5試合で18打数3安打の打率1割6分7厘、0本塁打、1打点という眼も覆いたくなるような結果で、そのポテンシャルを発揮できないまま、退団している。

 今年、読売ジャイアンツに所属する外国人選手の中で最も注目度が高いのは新外国人のジェラルド・パーラ外野手だろう。メジャー通算1312安打の実力を見せつけるように開幕戦で初安打を放つとその翌日には来日初本塁打も放っている。

 7月27日現在、パーラは25試合に出場、打率3割2分5厘、3本塁打、11打点となっているが、ここ2試合で欠場が続いた。

 24日に腰の違和感を訴え、25日、26日と試合を欠場した。今のところ、読売のダメ外国人選手リストに加わることはなさそうだが……。

上杉純也

週刊新潮WEB取材班編集

2020年7月28日掲載

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