大谷翔平「逆方向ホームラン」誕生の意外なきっかけ 恩師が回顧するリトル時代(小林信也)

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 二刀流で本場メジャーリーグに新たな衝撃を巻き起こした大谷翔平。打者・大谷の象徴のひとつが“逆方向へのホームラン”だ。

 この打撃のルーツが少年時代にあったと聞かされたのは1年前だった。

「翔平が小6から中1になる春のころでした」

 教えてくれたのは、大谷が少年時代を過ごした「水沢リトル」の総監督だった浅利昭治さんだ。

「チームをやるからには潤沢に資金を集めて、子どもたちに思いきり練習させたいと考えていました。後援者のおかげで、ボールはたくさん用意していました」
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