「藤井聡太棋聖」を虎視眈々と狙う芸能事務所 興味ゼロの18歳を口説く“秘策”とは?

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芸能事務所が繰り出すウルトラC

 他にホリプロや吉本興業も文化人枠に力を入れている。3年前の記事で社名が出たオスカープロモーションも諦めているとは考えにくい。

「ただし、藤井さんが将棋と関係のないメディアと距離を置こうとしておられるのは明らかです。仮に芸能事務所に所属されたとしても、最初のうちは将棋に理解の深い会社などのCMに出演するくらいではないでしょうか。そうして徐々に“アレルギー”を減らしてもらって、慎重にテレビ出演を相談、実現していくという手はずになるでしょうか。もちろんバラエティ番組はなかなか難しい。『徹子の部屋』(テレビ朝日系列・月~金・13:00)、『しゃべくり007』(日本テレビ系列・月・22:00)、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系列・金・20:57)という、人物像を掘り下げるトーク番組が最有力候補になると思います」(同)

 そうはいっても、藤井棋聖が“難攻不落の穴熊”であることには変わりない。

「普通に考えれば、あの藤井さんが嬉々として芸能事務所に所属するとは思えません。実際、この3年間で事務所が挨拶に行っていないはずがありません。とはいえ、それで簡単に引き下がる芸能事務所ではありません。奇跡のウルトラC、大逆転の勝負手を画策していると思います。それは藤井さんの師匠である杉本昌隆八段(51)を獲得することです」(同)

 弟子に負けず劣らず、杉本八段も多忙であるのは明らかだ。藤井棋聖の快進撃が続けば続くほど、取材の依頼が殺到する。

「藤井フィーバーはまだまだ続きます。今は処理できる仕事量でも、今後は青天井に膨れあがっていくでしょう。芸能事務所に所属すればマネージャーが付いてスケジュール管理をしてくれますし、テレビ局などとギャラの交渉もしてくれます。率直に言って、相当なメリットがあるのです」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年7月27日掲載

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