「藤井聡太棋聖」を虎視眈々と狙う芸能事務所 興味ゼロの18歳を口説く“秘策”とは?
芸能事務所に追い風!?
この頃の事情に詳しい民放キー局の関係者が振り返る。
「あれから3年が経ちましたが、藤井さんが芸能事務所に所属したという話は聞いていません。当時は、前途有望な“天才棋士”を、それも中学生の少年を芸能人扱いするとは何事か、と批判的な声も出ていました。それでも芸能事務所は諦めていないと思います。また、3年前とは状況も違ってきています」
事務所サイドから見ると、追い風の気配があるというのだ。1点目は藤井棋聖が今後、多忙になること、2点目は、芸能事務所が文化人のマネジメントにも力を入れていることだという。
「まず藤井さんは来春、高校を卒業します。学業との両立を気にする必要がありませんから、今以上に様々なオファーが殺到すると考えられます。これからは更に複数のタイトルを保持されるでしょう。今以上に新聞や雑誌のインタビュー、テレビ局の番組やCMなどの依頼が殺到するに違いありません。藤井さんご本人はもちろん、たとえご家族が応対にあたられたとしても、大変なご負担になるでしょう。そういう時、『窓口になってくれる会社があると助かる』と思うはあります。それこそ芸能事務所のバックアップがあれば、将棋に専念することができるのです」(同・民放キー局関係者)
2点目だが、こちらは表でご覧になってもらったほうが手っ取り早いだろう。芸能事務所といえば、歌手か俳優が所属する会社というイメージは過去のものになってしまったことがよく分かる。
本命説が囁かれる大手事務所とは?
多彩な顔ぶれに驚かれた方もおられるのではないだろうか。女医はおなじみだとしても、人気漫画家に大学教授、そしてクイズ王……。
将棋で言えば、加藤一二三九段(80)がワタナベエンターテイメントに所属したことは、芸能ニュースとしても大きく報道された。これほどのビッグネームが事務所に籍を置いたことに、「時代が変わった」と感じられた向きもあるだろう。
では残りの半分、次の表もご覧いただこう。
結局、表でご紹介した13人のうち、4人は将棋の世界に身を置いた人々である。藤井棋聖が芸能事務所に所属しても、何の違和感もない。
「本命はワタナベエンターテイメントでしょう。林修さん(54)や、岡田晴恵教授といった“旬な文化人”を次々と獲得してきました。加藤一二三さんはバラエティ番組の常連ですし、竹俣紅さん(22)も“藤井フィーバー”の恩恵を被って、ワイドショーで見る機会が増えたと思います。ちなみに竹俣さんは早稲田大学に進み、フジテレビのアナウンサー職に内定したと報じられました」(同・民放キー局関係者)
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