元レッドソックス「田澤純一」が国内独立リーグと契約 巨人の“暗躍”説も

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 田澤純一投手(34)が、独立BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズと契約した。

 田澤といえば、新日石ENEOSに在籍していた2008年、ドラフト1位確実とされながら指名を拒否し、レッドソックスと契約。これを受けて、NPB12球団は“ドラフトを拒否して渡米した選手とは、帰国後2年間(高卒は3年間)契約しない”という申し合わせを作った。いわゆる“田澤ルール”である。

「現在の田澤はアメリカでメジャーではなくマイナー契約をしていました」

 とスポーツ紙デスク。

「ところが、コロナのせいでマイナーが全試合打ち切りになり、やむなく帰国したのですが、田澤ルールのため、NPBには鞍替えできない。そこで、BCリーグへ、と相成りました」

 13日の入団会見で田澤は、

〈2年間のルールには従わないといけない。そういうルールがなくなってくれればという気持ちは個人的にはあります〉

 とNPBへの思いを隠さなかった。

「実は、裏で巨人が糸を引いているのではないかという話がありまして……」

 と先のデスク。

「というのも、BC武蔵は巨人と蜜月なんです。15年のドラフトではBC武蔵から4人もの選手を育成枠で指名し話題になりました」

 過去に巨人を引退した選手がコーチを務めたこともあった。さらに、

「現在、巨人の編成本部海外スカウトであるデニー友利さんは、田澤と昵懇。田澤がレ軍在籍時に、かの地でコーチを務めていますし、沖縄で一緒に少年野球教室を開いたこともあります」

 おまけに、

「元巨人で、レ軍で同僚だった上原浩治が〈よく解らん田澤ルール!? 無くせばいいのに〉とツイートして援護射撃。そもそも“田澤ルール”は明文化されておらず、罰則もないんです」

 布石着々。

週刊新潮 2020年7月23日号掲載

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