三浦春馬さん急死で松岡茉優共演「カネ恋」の行方 TBSが簡単にお蔵入りできない事情

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名作ドラマの再放送も無理?

 本来ならお蔵入りがセオリーだ。ドラマの放送中止を決定し、それに伴う損害賠償請求を三浦が所属していたアミューズに行う――。

 だが、そうもいかないだろう。不倫や不祥事ならともかく、自殺という悲劇の上に賠償請求では、「死者に鞭打つ」行為と言われかねない。

「次善の策は傑作・名作ドラマの再放送ですが、これもネタが尽きています。スポンサーは納得しないでしょう。TBSは、この『カネ恋』に力を入れてきました。共演の三浦翔平さん(32)は大手のバーニング、松岡茉優さんはヒラタオフィスの『ヒラインターナショナル』に所属しています。ここは宮崎あおいさん(34)、多部未華子さん(31)と松岡さんの3人しか所属していないという超精鋭部隊。更に松岡さんは映画と舞台に力を入れていたので、連続テレビドラマは3年ぶりです。これだけのキャスティングを実現したのはTBSがしっかり力を入れた証拠で、だからこそ簡単には放送中止としたくないでしょう」(同)

福山雅治の名前も

 となると、残る選択肢は1つしかない。「代役を立てて再撮影」だ。

「スポーツ紙の報道通り、共演者の精神的ショックは大変なものがあると思います。それでも代役で撮影続行となると、相手役である松岡茉優さんの精神的負担は大きいでしょう。とはいっても、TBSも芸能事務所もスポンサーも引くに引けません。お蔵入りは被害があまりに大きすぎます。何とか松岡さんに納得してもらい、ドラマの完結を目指す。三浦翔平さんを主役に昇格させるのがセオリーですが、アミューズが代役を出すという手もあります」(同)

 アミューズと言えば賀来賢人(31)、佐藤健(31)、野村周平(26)、吉沢亮(26)と人気の高い男優が多いことでも知られる。

「三浦春馬さんの役は玩具メーカーの跡取り息子ですから年齢があまりに違いすぎますが、福山雅治さん(51)の名前が浮上する可能性さえあります」(同)

 一部のスポーツ紙によると、TBSなどは今後の協議を7月20日にも開始したという。今後も様々な報道が行われそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年7月21日掲載

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