「ツーブロック禁止」で…昔の「暴君教師さま」の拷問のような校則解釈

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プラカードに「私たちはいやらしい本を……」

 そして説教が佳境に入りそろそろ終了すると思われた時暴君教師さまは、「立て~」と一言発しました。命令どおりにしようとしたものの、廊下に長時間正座をさせられていたので、足が痺れてしまって思うように立ち上がれませんでした。

 暴君教師さまも人の子、そっと手を差し伸べてくださるのかと思っていたら「何フラフラしてんだ、この野郎!」と往復ビンタが飛んできたのでございます。呆気にとられているとさらにビンタは連発で打ち込まれまして、忘れもしません合計13発の愛の鞭を頂戴しました(往復ビンタだったのに奇数回だったのがひっかかりますが)。

 暴君教師さまの鬱憤が晴れたのかやっと解放されて帰り支度をしに教室に戻りますと、廊下からある運動部のランニングの掛け声が聞こえてきました。

「廊下でランニング?」不思議に思い、目をやると何かを首から提げて俯きながらランニングする部員の姿がありました。「私たちはいやらしい本を読んでいやらしいことをしていました」……。首にかかっているプラカードのようなものにはそう書かれていたのです。
 私とブツを交換した友達以外でも、その日の一斉持ち物検査に引っかかった者にはそれぞれの暴君教師さまの裁量で刑が執行されたとの実感が湧いた瞬間でした。

 さらに挙げだしたらキリがないのでこれで終いにしますが、印象深い体罰を一つ。

 卒業を間近に控え卒業遠足が催された時のことです。その日は学校生活最後ということもあってか各々私服での参加となりました。校則では「男子女子問わず白を基調にした運動靴及びズックでの登校」と義務付けられてはいました、確かに。ただ、「私服だからまあいいか」と思ったわたくしは当時流行りだしていたReebokのハイカットの黒いスニーカーを履いて参加しました。

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