「ツーブロック禁止」で…昔の「暴君教師さま」の拷問のような校則解釈
「明日までに切ってこないと、バリカンで坊主…」
しかし馴染みの理髪店はその日はあいにく休みだったので「猶予をください」と申し出たのですが、暴君教師さまは「明日までに切ってこないと、バリカンで坊主にする」の一点張り。恐れおののいた私は仕方なく母親に襟足の部分だけを切ってもらい翌日登校しますと、その暴君教師さまは「なんだその髪型? 似合ってないし、へんてこだな」と笑い声を上げたのでした。
続きまして、私の中学校は学帽を被って登校することを義務付けられていたのですが、そこは思春期の男の子。朝、整髪料で整えてきた髪型をあまり崩したくありません。そこで思いついたのが、学帽を後頭部あたりにちょこんと載せる被り方でした。
しかしその被り方が気に食わなかったのか、(また別の)暴君教師さまは「ちゃんと被っている奴らに示しがつかない。明日からの1週間、正門前で正座して全生徒に朝の挨拶をしろ」と強要してきたのです。これもやはり恐怖に支配されていたので、素直にその言いつけを守り早めに登校して、制服(学ラン)のまま、冷たいアスファルトに正座をして「おはようございます」と後輩を含む全生徒に朝の挨拶を致しました。
クスクスと笑われることは屈辱でもあったのですが、その笑いに呼応してこちらが微笑みを返すのを暴君教師さまは見逃しませんでした。「徳光~、なに笑ってんだ~」怒声を響かせると、なんと正座をしている私の腿の上にお乗りになったのです。
「グェ~」
苦痛により思わず声が漏れてしまいましたが、「なんだその声は、お前が『校則』を守らないからこんな目に遭うんだ」とさらにゲンコツを1発頂戴いたしました。
さらに「学業に関係ないものの持ち込み禁止」という禁を破ってしまい、少しエッチめの本を持ち込み友達と交換していることが、抜き打ちの持ち物検査でバレた時のこと。私とその友達は廊下に正座させられ、頭ごなしに説教を食らうこととなりました。
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