加害者に甘すぎる「少年法」改正案 年齢引き下げナシに被害者遺族「落胆しました」
「足して2で割る」……。主張が対立する問題を解決する際にありがちな「落としどころ」である。しかし、「権利と義務」、あるいは「罪と罰」のバランス、すなわち、社会秩序の維持の根幹を問うこの問題に関して、そんな「政治決着」で済ませていいのか。通すべき筋を曲げてしまっていいのだろうか。
〈18・19歳の犯罪厳罰化、自公一致〉(6月25日付、朝日新聞)
〈18、19歳の重大事件 実名報道 容認方針 少年法改正で自公協議〉(7月3日付、朝日新聞)
膠着化して久しい「少年法」の改正議論。...