「グッディ」打ち切りでどうなる安藤優子 カトパンを巻き込んだウルトラCはあるか
功労者2人を無下にはできず
さて、10月以降のフジは、「グッディ」の前番組「バイキング」を午後2時45分までの約3時間枠に拡大。その後、再放送枠を挟んで夕方の報道ワイド番組『Live News it!(以下、イット!)』(16:50~19:00)へと繋ぐ番組編成を検討していると報じられている。そうなると、再送総枠が2時間もできてしまうが……。
「業界の常識から言えば、『イット!』のスタート時間を1時間前倒しにして、『news every.』(日テレ)や『Nスタ』(TBS)と並べるはずです。しかし、ただですら数字の取れていない番組をライバルと同じ開始時間にしたら、さらに厳しくなることは目に見えています」(同)
「イット!」の低視聴率については、これまでデイリー新潮でも報じてきた。
「本来なら、カトパンを降板させるという選択肢もあるでしょうが、現状ではありえない話です。そもそもフジはOBの女子に優しいことで知られています。元フジの局アナはたとえ退社しても、アナウンス室に行くと温かく迎えてくれる社風だそうです。それにカトパンだって、功労者ですから放り出すなんてことはしません。フリーとなった今でも、フジの顔といっていいほどです。入社翌年の09年にMCに抜擢された『ホンマでっか!?TV』は、今も明石家さんまさんとの名コンビで継続しています。彼女を冷遇すれば、さんまさんだって黙ってはいません」(同)
そこで問題になってくるのが安藤さんの処遇だという。
「彼女は70歳まで現役を宣言していますし、長年の功労者であることに異論はないでしょう。上層部とだって通じています。彼女の現在の旦那さんは元フジのディレクターで、フジサンケイグループの子会社の社長ということもある。簡単に切ることはできないでしょう。適材適所で考えれば、彼女の落ち着く先は夕方のニュース。となると、今、カトパンがMCを務める『イット!』への移動も考えられます」(同)
ならばカトパンはどこへ?
「安藤さんを夕方にするなら、カトパンを早朝に戻すのが理想でしょう。もともと、カトパンは主婦層よりも、サラリーマンが出社前に見る『めざましテレビ』(5:25~8:00)で人気でしたからね。とはいえ、『めざまし』は好調ですから、あまり手を付けたくはないはず。一方、その後の『情報プレゼンター とくダネ!』(8:00~9:50)は小倉智昭さんの高齢問題、さらにバナナマン設楽統の『ノンストップ!』(9:50~11:30)は視聴率急落問題を抱えています。こちらも放ってはおけないでしょう。『グッディ』を終了させることを機に、意外な玉突き人事が起こるかもしれません」(同)
いずれにせよ、フジは安藤さんもカトパンも、そう簡単には切ったりしないことだけは確かなようだ。
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