バーキン床置き騒動の「高嶋りえ子ママ」と志村けんさん“コロナ感染デマ”の関係
FLASHが報道
志村けんさん(1950~2020)が、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎で死去したのは、3月29日の午後11時ごろだった。そして夕刊フジは4月1日、「志村けんさんが伝えたコロナの恐怖」の記事で、国民的人気を誇ったコメディアンの死を詳報した。
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記事は3面を大きく使ったが、その隣に「都知事が緊急会見 夜の街が原因か 銀座―北新地の“点と線”」という囲み記事も掲載された。
電子版でも配信されたが、現在は削除されている。理由は誤報だったからだ。問題になった部分は、以下にある《ある芸能関係者》の証言だ。
《「感染したホステスからウイルスをうつされた大阪・北新地のクラブのママが、東京・銀座のクラブに出向き、そこに出入りしていた志村さんに感染が広がったのではないかという話です。北新地の店は現在、営業停止になっているとの情報もあります」》
そもそも、この情報は全くのデタラメ。だが、ネット上で拡散し、マスコミも報じてしまったのだ。
この情報を意図的に発信したのではないか、と写真週刊誌「FLASH」に報じられたのが、「銀座クラブ高嶋」の高嶋りえ子ママである。
実を言うと、りえ子ママは、週刊新潮やデイリー新潮と深い縁がある。原点は、週刊新潮の2月6日号に掲載された「JAL機内でバトルという『銀座売れっ子ママ』のバーキン」という記事だ。
これをデイリー新潮は2月13日、「『バーキン床置き』巡りバトル、CAの実名さらし炎上の銀座ママに反省の色なし」のタイトルで配信した。
記事は、りえ子ママが1月中旬、ツイッターに以下のような投稿を行い、“炎上”してしまったことを報じたものだ。
《〈JALの女王様気取り客室乗務員責任者の〇〇(原文では実名)から「バーキンを床に置け」と言われました〉〈膝の上にバッグを置き抱えた状態でしたらOKでしたが、このような事を言われたのは初めてです。貴方には買えないからって僻まないで頂けますか?〉》
バーキンと言えば、超の付く高級バックだ。とはいえ、この投稿が非常識であることは論を俟たないだろう。
おまけに《ツイートには彼女を注意したCAの写真が貼られ、「#拡散希望」》のハッシュタグも付けられたという。《ネット上ではこれに批判が殺到し、書き込みは削除された》のも当然だろう。
銀座のママならば、品格があるはずだ。なぜ、これほど、りえ子ママは“攻撃的”なのかと首を傾げる向きもあるだろう。だが、彼女に好感を持ち、ファンになる人も存在するのだ。
「りえ子ママが最も力を入れているのは、化粧品の販売です。クラブ経営は趣味でやっている、とも発言しています。そんな彼女のビジネススタイルは、一種の炎上商法でしょう。彼女のツイッターにも、『同業の悪口ばかり書いています』と、はっきり書いてあります」(関係者)
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