病気は社会の弱い部分を攻めてくる――中原英臣(新渡戸文化短期大学名誉学長)【佐藤優の頂上対決】

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「42万人死亡説」「人と人との接触8割減」といったセンセーショナルな言葉が飛び交い、現実離れした「新しい生活様式」が提案させる一方、医療崩壊の危機が散々喧伝されたコロナの日々。果たしてそれらは実情に見合ったものだったのか。コロナ禍の本質と教訓を喝破する――。

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佐藤 まだ油断はできませんが、ようやく新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきました。私がこの災厄のなかで実感したのは、専門家の不確かな見解が世の中を変えていく怖さでした。...

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