松丸亮吾、東大王クイズ“三羽ガラス”で最後尾からブレイク 新型コロナの影響か
遅咲きの花は大輪?
メディアの調査・分析を行うニホンモニターは7月1日、今年1月から6月のテレビ番組出演者のデータを基に、「2020上半期タレント番組出演本数ランキング」を発表した。広報資料には5つのランキングが掲載されたが、その中に「2020上半期ブレイクタレント」の結果が注目を集めているという。
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この「上半期ブレイクランキング」は、要するに新人タレントの去年と今年で比較、ニホンモニターが「出演増加番組数」を計算し、ベスト10をまとめたものだ。
トップ3を紹介すると、1位は女性お笑いコンビの「3時のヒロイン」[増加番組数:135]、2位はお笑いコンビの「ぺこぱ」[同:114]、そして3位はタレントで“謎解きクリエイター”の松丸亮吾(24)[同:109]だった。
当然ながら、この2組と1人が人気者であるのは言うまでもないが、テレビ業界が特に注目しているのは3位の松丸亮吾だという。民放キー局でバラエティ番組を制作しているスタッフが明かす。
「民放キー局の幹部クラスの間も『最近、売れているよね』と話題になっています。6月27日の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系列・土曜・21:00分)に出演して松本潤さん(36)とクイズバトル。そして30日には『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系列・火曜・19:00)の2時間スペシャルです。おまけに同じ日の『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(同・火曜・22:00)にもゲスト出演していました。まさに“引きも切らず”という表現がぴったりです」
松丸亮吾と聞けば、反射的に伊沢拓司(26)、水上楓(24)という名前が浮かぶ向きも多いだろう。3人とも「東大生クイズタレント」として人気者になった。
古くは、大学野球で「立教三羽ガラス」と言えば、長嶋茂雄(84)、杉浦忠(1935~2001)、本屋敷錦吾(84)の3人だ。
「法政三羽ガラス」となると山本浩二(73)、田淵幸一(73)、富田勝(1946~2015)だろう。
こちらの「東大クイズ三羽ガラス」も表にまとめてみた。まずは、ご覧いただこう。
「最初に注目を集めたのが、伊沢さんでした。日本テレビの『全国高等学校クイズ選手権』に出場して2010年、11年と連覇しました。そして12年には後輩の水上さんが出場して開成高校が3連覇を成し遂げます。更に同じ日本テレビの『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』で14年、東大生になった伊沢さんと水上さんが直接対決して話題になりました。この2人に注目したTBSが『東大王』(水曜:19:00)を17年からスタートさせ、現在も人気番組です」(同)
松丸のデビューは「今夜はナゾトレ」。出題者として出演して人気を得ると、今度は回答者として「頭脳王」に挑んだ。18年から20年にかけて3年連続で準決勝に進出するも、決勝進出に失敗してしまう。
「ところが、最近になって人気の風向きが変わってきました。まず水上さんが研修医になるため、芸能活動を停止します。伊沢さんは起業したほか、コメンテーターやタレントとしても活躍するようになり、これまでの“クイズ王”というイメージが薄れました。そこに、じっと力を貯めていた松松さんが先頭に躍り出たわけです。競馬で言えば、まさに“追い込み馬”。終盤で一気に加速して追い上げた格好です」(同)
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