中南米が「パンデミックの中心地」となった構造的要因
中南米の多くの国が、国境封鎖や外出禁止令など厳しい防疫体制を敷いて新型コロナウイルスの感染拡大に対応して6月で100日が経過した。
しかし、未だ感染拡大のピークは確認されていない。むしろ6月に入り急拡大を続け、7月5日現在、全体で感染者数約300万人、死者数は13万人を数え、まさに中南米は「グローバル・パンデミックの中心地」となった。
隔離政策の失敗は明らか
ウルグアイ(感染者数955人、死者28人)を除くと、これまでの隔離政策の失敗は明らかである。...