金正恩の“緊急事態”、ベンツ現れず、午前6時の駅の鐘…平壌市民の当惑と覚醒
「金与正の指示」が取って代わる
4月12日からおよそ80日に亘って、金正恩が登場したのはたった3度で、現在どこにいるかも判然としない。彼の統治の9年間、このようなことは一度もなかった。平壌市民は金正恩の“異常”を十分に察知し、その“不在”を訝しんでは、金正恩の“有事”の際に自分たちがどう振る舞うべきかを想定し始めているという。覚醒した平壌市民が変革を後押しするのか。北で博士号を取得した専門家による真相リポート。
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平壌の内部協力者によると、北朝鮮の人々は、以前は金正恩がテレビや新聞に姿を現さなくてもあまり関心を持たなかったという。...