ざんねんな立憲民主党 「スキャンダル議員」と「迷走する須藤元気」(KAZUYA)
安倍政権が窮地に陥っています。
コロナ対応も賛否両論ですし、国会会期末を迎えて河井克行・案里夫妻が公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕されました。昨年の参院選を巡り、地元議員らを票の取りまとめのために買収したという話ですが、その原資は一体どこから出たのか? 自民党が他候補より多く出していた1億5千万円の選挙資金との関連性について、しっかり調べる必要があるでしょう。
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この件を受けて、立憲民主党の枝野幸男代表は威勢よく安倍政権に退陣要求をしています。しかし実際に退陣して、選挙を経てうっかり立憲民主党に政権が転がり込んできたら困るのは枝野代表でしょう。
枝野代表の発言は虚勢を張っているだけであって、実際には余裕が見えません。
何しろ立憲民主党こそ人材難です。例えるなら三国志演義の蜀の末期くらい人材不足です。政権を取ったとしても民主党の再来どころか、もっとひどい状況になるのは目に見えています。
最近も山尾志桜里議員が離党し、スキャンダルの高井崇志議員は除籍になりました。
追い打ちをかけるように、都知事選告示を控えた6月17日、立民所属の須藤元気議員が離党を表明しました。都知事選を巡る党との意見の相違を理由に挙げており、須藤議員は党が推す宇都宮健児氏ではなく、れいわ新選組の山本太郎氏を応援したいそうです。
さらにTwitterに以前から消費税減税など経済政策について党とは意見の相違がありましたので必然的な帰結だと思いますと書いていますが、それなら立憲民主党なんかに入るなよという話です。バイトしていた会社を辞めるくらいの軽い感覚です。
安倍政権によって実行された2度の消費増税ですが、その元凶は民主党政権時代に遡ります。その系統である立憲民主党が増税政党だとわからなかったのでしょうか?
立民は減税に消極的な立場で、れいわは積極的です。個人的に減税の方向性は応援したいですが、流石に須藤氏のやり方は問題がありすぎます。
何しろ須藤議員は昨年の参院選の比例で当選したばかり。順位としては立民の中で最下位ですし、個人というより、党のおかげで当選したと言えるでしょう。
そして離党したところで、比例で当選しているため意中のれいわ新選組へ入党はできません。会派には入れますが、一体何をやるつもりなのか……。それでいて参議院ですから解散もなく、しがみつけば後約5年は続けることができます。
立民は離党するなら議員辞職をと主張していますし、それは正論です。知名度があるからと須藤氏を入れてしまったんでしょうが、党としても悔やんでいるところでしょう。
立民は現状、政権交代を担う存在にはなり得ませんし、安倍政権が失点したら立民も合わせて失点していて、現状維持になっているようにしか見えません。
毎回結論が同じになってしまいますが、まともな野党が必要です。