巨人「原監督」の賭けゴルフ、愛甲猛氏も証言 「巨人のレートには驚いた」
読売巨人軍・原辰徳監督が100万円単位の「賭けゴルフ」を行っていた。週刊新潮が6月25日発売号でそう報じると、原監督、そして巨人軍はこれを全面的に否定したが、ロッテなどで活躍した愛甲猛氏は、原監督と高レートの賭けゴルフを行った、と証言するのだ。
「俺がまだロッテの現役だった1990年代の前半、原さんと一緒にラウンドしたことがある。でも、さすが“巨人のレート”には驚かされたね」
そう明かすのは、1980年に横浜高校のエースとして夏の甲子園優勝を果たし、同年秋のドラフト1位でロッテに入団した愛甲猛氏。東海大から巨人に進んだ原監督とは「ドラフト同期」である。原監督とのラウンドは、『12球団対抗ゴルフ』というテレビ番組でのことだったという。
「テレビの収録とはいえ、俺たち選手同士は当然のように“握って”いて、ルールは高額レートの『ラスベガス』だったんだ」(同)
原監督がギャンブル性の高い「ラスベガス」ルールでプレーしていた点も、前回、週刊新潮が報じた通り。取材に、原監督は「知るか、そんなもの」と回答していたのだが……。さらに、愛甲氏によると、原監督に提案されたレートは“1ポイント500円”。「正直、フトコロはきつかった」と振り返る。
「俺はこの日、たしか終盤の17、18番でバーディを獲って、どうにか負けは免れたんだけど、原さんはプロ級の腕だし、気が気でなかったのを思い出す。ラウンド前にはロッカー室で、前の日にゴルフの“巨人阪神戦”でプレーした岡田(彰布)さんから『昨日はタツ(原監督)に散々やられたわ』と聞かされていたし、巨人のゴルフでは、それまでいろんな話を耳にしていたからね」
原監督の賭けゴルフが、90年代からの“常習”であったことを裏づける証言である。しかし、巨人軍は、引き続き賭けゴルフをした事実はないと回答した。
7月2日発売の週刊新潮では、代理人を通じて抗議する巨人軍の“ウソ”と併せ、特集する。