「ハケンの品格」「BG」がなぜか第2話で視聴率急落 両者に共通する重要なデータ
ようやく始まった注目の春ドラマ。13年ぶりとなる「ハケンの品格」(日本テレビ)、2年ぶりの「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日)とも、好スタートを切った。ところが、第2話で揃って視聴率が急落したという。その謎を解く重要なデータがある。
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新型コロナの影響による緊急事態宣言が解け、ドラマ撮影も再開。6月17日から「ハケンの品格」(主演:篠原涼子)、18日から「BG」(主演:木村拓哉)が相次いでスタートした。
「ハケン」は初回14・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だったが、第2話は11・9%に。一方の「BG」も初回は17・0%、第2話は14・8%と、いずれも2ポイント以上落ちる結果となった。これには民放ディレクターも首をひねる。
「どちらも第2シリーズとなる続編ドラマです。13年ぶりとなる『ハケン』もスタートが延期されている間、前シリーズを再放送していたので、見たことがなかった視聴者にも面白さは伝わったと思います。『BG』も同様に、前シリーズを再放送してからの放送です。再放送で飢餓感を煽られ、ようやくスタートしましたから、どちらも初回の数字は良かった。それにしても、なぜここまで落ちたのか……」
ネット上には様々な意見があふれている。曰く、
《録画してたハケンの品格2みたけど篠原涼子が大前春子じゃなくてオーラが凄すぎて大女優篠原涼子だよww 派遣に見えんわ》
《好感度の高いクルクルパーマのあとに塚地じゃ…。あんなにダサいサラリーマン、今どきあんまりいない。》
《『ハケンの品格』の第2話を観たけど、あまりにも考えが前時代的すぎて観るに耐えない。今もおそらく派遣に対する厳しい目はあるのかもしれんが、ドラマのようにあからさまな嫌悪的扱いする会社の方が今どき時代遅れじゃない?伊東四朗とか塚地のキャラは不快でしかない。2人は悪くない。脚本の問題。》
「13年も経って篠原さんの外見がそれほど変わっていないことに驚きましたが、やはり貫禄はつきましたね。気の毒なのは、第1シリーズの大泉洋さんの立ち位置を引き継ついだ、ドランクドラゴンの塚地武雅さんですね。お調子者だけど派遣社員を見下すキャラクターは、大泉さんと同じ。塚地さんも役者として認められていますが、やはり大泉さんとは比較にならない。同じようにハケンに対して厳しいことを言っても、大泉さんはイジメている感じはしません。それに対し、塚地さんはキツいセリフだけが前面に出てしまうんですね」(同)
初回は大泉も出演していたが、特別出演だった。2話の冒頭に初回の出演シーンが放送されたのみで、その後、彼が出てこないことにガッカリした視聴者も少なくない。
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