吉本興業と山口組の関係 伝説の広報マンが語った「林元会長の仰天秘話」

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 去年、世間を騒がせた吉本興業の芸人による闇営業問題。この一件に触発されて、同社に35年間勤務した竹中功氏が「吉本興業史」(角川新書)を出版した。改めて“闇営業”、吉本と暴力団について聞いた。

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 闇営業を最初に報じたのは、19年6月7日発売の「フライデー」だった。2014年12月、都内のホテルで行われた振り込め詐欺グループの忘年会に、宮迫博之や田村亮ら複数の芸人が参加していたというのだ。

「関西では、芸人が会社を通さずに営業をすることを“直営業”と言っています。友人や知人、お世話になった方へのサービスで店や会場に顔を出すことを良しとしてきました。ただし、反社会的勢力のところには行かないというルールがありました。これは昔からの決まりで、若い芸人は先輩から学んだものです。ヤクザとの交際が発覚して島田紳助さんが芸能界を引退したのは2011年でした。あれから8年経って、芸人の間に緊張感が欠けていたのでしょうか」

 と語るのは、竹中氏である。同氏は1981年に吉本興業に入社し、当時できたばかりの宣伝広報室に配属され、同じ年に情報誌『マンスリーよしもと』の初代編集長に就任。“伝説の広報マン”と呼ばれた。「年史編纂室」の代表も務め、2015年に退職した。

「関東では、直営業のことを闇営業と呼んでいます。闇がつくと印象が悪いですね。関東では、反社と近くてもバレなければいい、という意識があったのでしょうか。仲介したカラテカの入江慎也は、振り込め詐欺グループだとは知らなかったと否定しています。信じてやりたいが、反社と付き合ったらアウトですね。今は清掃のアルバイトをやっているようです。自身の人脈を生かして、やり直して欲しいです」

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