世界一のフィッシュ&チップス? テラス席で楽しむ本場の味

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第44回は、ジョージ・ウィリアムズさん。今回は「Cafe & Bar Delight」に伺いました!!

 近所に行きつけのお店があれば、それだけで生活が豊かになる。ロケーションも料理も最高だよ、とタレントのジョージ・ウィリアムズさんがおすすめするのは、「多摩川駅」近くにある「Delight」だ。

「ログハウス風のお店が素晴らしいし、緑に囲まれたテラス席で、道行く人たちを眺めながらゆったりとした時間をたのしめるんだよ」

 まだ日も高いうちに、ビールをオーダーし、青空と乾杯。

「例えばサッカーでも、ぼくは地元のチームを応援するタイプ。お店も、みんな顔なじみになって寛げるところが好きだね。いくら通っても顔も覚えてくれないようなお店じゃ、悲しくなるよ。それに、自分の街も盛り上げられないようなら、ほかの街だって元気にできるはずないでしょ?」

 地域コミュニティ論が白熱してきたところで、ジョージさんをして“アメイジング!”といわしめる看板メニュー、フィッシュ&チップスのご登場だ。本場の流儀で、ヴィネガーをかけてナイフで切り分け、フォークでガブリ。

「最高! 見てよ、この大きさ。衣はサクサクで、脂っこくないから胃にやさしい。世界一おいしいと思うよ。12歳までイギリスに住んでたんだけど、よく新聞紙で包んだのを食べてたなあ。いまからすると衛生面で“?”だけどね! とにかく、これはテイクアウトもできるし、みんなに食べてもらいたいよ」

 愛妻ティナさんからアーン。ビールで豪快にフィッシュを流し込んだら、続いてチーズバーガーをガブリ。

「チーズがたっぷりでレタスもケチってない。お肉もジューシーでおいしい。ハンバーガーとはこれのことですよ」

 そう舌鼓をうつあいだも、犬の散歩で通りかかる知人たちに“ヘイ!”“ハロー”と声をかける。気さくなジョージさんならではのコミュニケーションこそが、素敵な食事の秘密のスパイスなのかも。

週刊新潮 2020年6月18日号掲載

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