金正恩の“健康不安説”が再燃 きっかけは労働新聞が使った“ある文言”
滅多に使われない文言
北朝鮮の南北共同連絡事務所が爆破された。北朝鮮の動向に世界中の関心が集まる中、専門家は党機関紙「労働新聞」が6月10日に掲載した記事に注目しているという。何しろ、健康不安説が消えない金正恩[キム・ジョンウン](36)の現状を解く鍵があるというのだ。
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この日、労働新聞は2面に「主体朝鮮の絶対兵器」という記事を掲載した。ただし、社説でもなく、コラムでもない。抽象的で難解な記述が延々と続く、新聞記事とは思えない筆致だ。百聞は一見にしかず、冒頭部分を少しご紹介しよう。...