「山本太郎」参戦、“組織がまとまれば勝てる”とは言えない都知事選事情

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「野党票の食い合い」について

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」。この至言は、今年の2月に他界した元プロ野球監督、故野村克也氏のものだ。しかし、それはプロ野球に限ってのことかもしれない。「不思議の負け」もあるのが、選挙である。国政選、地方選ともに「不思議の勝ち」もあれば「不思議の負け」もある、いわば奇々怪々の世界である。

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 6月15日、国政政党「れいわ新選組」代表の山本太郎前参議院議員が、東京都知事選挙(6月18日告示・7月5日開票)への出馬を正式に発表した。...

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