「新型コロナ」対策に免疫力アップ&キープのための「ビタミンC」サプリ4選

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レモンの27倍、アセロラの1.5倍

 ワクチンの開発動向は気になるけれど、新型コロナウイルス対策に必須なのは免疫力を高め、それを維持すること。それは風邪でもインフルエンザでも変わらないポイントだ。もっとも、何をどう選ぶべきか、というのは“悩ましい”のひとこと。今回はビタミンCのサプリについて、サプリを訪ねて三千里ならぬ四十路の“サプリオタク”女性による「厳選4」をお届けする。

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 オススメ順に紹介していこう。一番手は、ヤマノの「カムカム-junsui-(純粋)」。ペルーのアマゾンに自生する「カムカム」は、レモンの27倍、アセロラの1.5倍のビタミンCを含有しているとされる。では、歴戦の強者・サプリオタク(48)に解説を伺うと、
「カムカムはちっちゃなサクランボみたいなトロピカルフルーツです。ヤマノの商品は、無農薬で育てられたカムカムを粉砕してそっくりそのまま使っています。果実、果皮、タネまで全て入っている。顆粒がカプセルに閉じ込められているんですが、そのカプセルももちろん添加物フリー。毎日摂取して、きめ細かい肌への変化と美白効果を実感しています。袋を開けるとカムカムの良い匂いが香ってきてリラックス効果があり、胃に負担もありませんから毎日続けられる。だいたい1カ月あたり3500円程度になります」

 ちなみに、分量には個人差があるので、色々と試してみて自身の適正量を知るのが良い。お腹がゆるくなるか否かが、その分岐点になるという。

 続いてオーガニックインディア社の「Amalaki」について。

「アマラキ(アムラ)は、インドを原産とする果樹です。果実は、アーユルヴェーダで長らく使われてきました。インドの薬草の中で最も重要なハーブの1つと言って良いでしょう。ヨガをやったり健康志向だったりする人の間では、親しみのある存在だと思います。無農薬、有機肥料で栽培されたものだけを使っているので、USDAとJASの有機認証を取得しています。カプセルも植物性で、添加物や保存料などは一切使用していないということです」

「値段も1カ月半くらいの分量で3000円強と、先ほどのカムカムよりは少し割安かと思います。優劣をつけた理由は、こちらはインド製であるのに対して、カムカムは日本の会社が現地法人を設立して生産しているという点です。外国製だから危険とかそういうことを言いたいわけではありませんが、私としてはどちらかを選べと言われれば日本の会社が製品化したカムカムを採るということですね」

 続いては、「リポカプセルビタミンC」。ビタミンCをより吸収しやすくするためにリポソーム化している。リポソームとは耳慣れない言葉かもしれないが、

「要するに、ケミカルなビタミンCということですね。医療的なアプローチを採っているわけです。こちらは1包あたり1000mgも含有していて、日常使いというよりはむしろ、二日酔いとか風邪気味とか本格的に風邪を引いてしまった時とかに服用するとその回復度が違ってくるような感覚を持っています。しかもこれだけビタミンCが入っていても酸っぱくなく、普通のクスリっぽい感じなのも特筆すべき点ですね。ただ、天然由来ではないというところをポジティブに考えられない人はいると思うので、そのあたり普段使いには向いていないかなという風に考えています」

 こちらは30包7200円ということで、一見割高に感じるかもしれない。もっとも、身体がダメージをかなり受けている、受けていそうなタイミングに限って使用する“スーパーサブ”的な存在なのだとしたら、割高さもそうは感じないのではないだろうか。

 最後は、「VC高濃度ビタミンC3000mgサプリメント」。その名の通り、1包3000mgのビタミンCを含んでいる。

「日本には少ない、濃縮度が高いインポートものにももちろん注目しています。ビタミンCの含有率が高いと稀にですが、吐き気を催すこともあるんです。しかし、こちらは信頼できるイギリス製で、そういったことはありませんでした。レモン150個分のビタミンらしく、それを聞くと、脱帽もの。非常に酸っぱい粉で、添加物は一切入っておらず、水に溶けやすいので朝食後のスムージーに入れたりして飲んだりしています。ただ、こちらは合成系ですので、恒常的に摂取するのではなく、先ほど紹介した『リポカプセルビタミンC』と同様に、ピンポイント使いが私の身体には合っているのかなと思っています。1カ月3000円弱でコスパ的には優れていると言えますね」

週刊新潮WEB取材班

2020年6月17日掲載

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