渡部建の不倫で一番ショックを受けた千葉テレビ 芸人と“独立放送局”の意外な蜜月

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独立局を大切にする大物芸人

 こうした「真のローカルテレビ局」も、しっかりとバラエティ番組を制作している。予算はないから知恵を使う。若手芸人を抜擢し、自分たちの“目利き”に賭けるのだ。

 そうした彼らの力量が、いかんなく発揮された番組は少なくない。現在、独立放送局が制作しているバラエティ番組を、これも表にまとめてみた。

 表の通り、充実したラインナップなのだ。独立放送局が制作した人気のバラエティ番組は、他社の独立放送局でオンエアされることも珍しくない。彼らも立派な「系列」を構築しているのだ。

 特に最近では、千鳥の2人が「いろはに千鳥」でブレイクを果たしたことは語り草になっている。民放キー局で番組制作に携わるスタッフが解説する。

「テレビ好きやお笑い好きの人たちは、独立放送局が制作するバラエティ番組を熱心にチェックします。お笑い芸人にとって、冠番組を持つのは夢であり目標です。品川祐さん(48)は『BSでもCSでもいいから冠番組がほしい』としょっちゅう言っています。冠番組を持つ芸人は圧倒的に少数派です。それを独立放送局で実現させた芸人たちは、立派な“エリート”なんですね」

 冠番組という名誉だけでなく、地元愛で固く結ばれたケースも珍しくない。U字工事ととちぎテレビ、JOY(35)と群馬テレビの関係が深いことは有名だが、どちらも地元出身だ。

「芸人の皆さんも、独立放送局を大切にしています。明石家さんまさんは、びわ湖放送の番組に出演したこともありますし、マツコデラックスさん(47)は東京メトロポリタンテレビジョンの仕事を大切にしています。独立放送局の社員や制作スタッフも、全国的な売れっ子になっても出演してくれる芸人に心から感謝しています。本当に素晴らしい人間関係が築かれているので、そういう意味でも渡部さんの醜聞は残念ですし、千葉テレビの皆さんはがっくりと肩を落としているのではないでしょうか」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年6月15日掲載

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