コロナ禍はドラマ界にどんな影響を与えるか “現代的な作品”をつくるのは無理なワケ

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 各テレビ局は、緊急事態宣言が解除され、ドラマの新規収録を順次再開させている。しかし、早くも新たな難題が突き付けられている。「ポストコロナの世界をどう描くか」と「専門家会議が提唱する新しい生活様式をドラマでどう扱うか」である。TBSの元ドラマプロデューサーで元中央大特任教授の市川哲夫氏(70)に聞いた。

「親にはナイショで…」(1986)や「課長サンの厄年」(1993)など数々の名作ドラマを過去に手掛けた市川哲夫氏はこう語る。

「コロナ禍は戦後最大の危機。...

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