黒いカレーで60年「神保町 キッチン南海」が閉店 90才社長が語る“我が人生”

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 古書と学生とカレーの街・神田神保町(東京千代田区)で、半世紀以上にわたり、“真っ黒”なカレーを提供してきた「キッチン南海」。昼時は学生やサラリーマンが行列をなす光景は今も変わらないが、6月26日をもって閉店することになった。理由は、店が入るビルが築90年で老朽化したためだ。建物と同い年の創業者・南山茂社長(90)が、思いの丈を語る。

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 出版社の多い街でもあるから、「神保町 キッチン南海」のファンには、作家や編集者も少なくない。...

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