羽鳥モーニングショー、視聴率10%割れでコロナバブル崩壊、玉川徹も飽きられた?
視聴率9・9%
4月29日の放送で玉川氏は、土日の感染者数が少なくなるのは、行政の検査機関がPCR検査を休んでいるためと発言したが、行政も土日返上で働いていることが判明。全面的に謝罪するハメに。
5月19日には、PCR検査の精度が7割程ということついて彼は、(検体の)採り方がいまひとつと、医療従事者の腕のなさが原因とでも言いたげな発言はネット上でも炎上した。
「元環境相の細野豪志代議士も《玉川徹氏は常にテレビでコメントできる特権的な立場にある。平時は色んな意見があっていいと思うが、有事に専門外の人間が付け焼刃の発言をして現場を混乱させるのは本当に困る》とツイートしていましたが、まさにメッキが剥がれてきたように思います。おかげで『モーニングショー』の視聴率も6月3日、4日共に、9・9%と二桁を割るようになりました。元々、夫を仕事に送り出した主婦層向けに、二枚目の羽鳥慎一アナを起用した情報番組であり、報道番組ではなかった。それが玉川さんを毎日出演させて、政府にもの申す硬派なコーナーを売りにしていたところにコロナがハマった。とにかくPCR検査をやらないとダメとばかりに視聴者の不安を煽った。ただし、やっぱりなんだか怪しい……と視聴者も気づき始め、不安を煽る番組作りも通用しなくなったんでしょう。こう言ったら悪いけど、B級グルメだけど割に旨いと脚光を浴びたところで、結局、中身もB級だったことがバレて、常連客まで離れていった“二度漬け禁止の串カツ屋”みたいなものですよね……」(同)
とはいえ、未だ10%近くの視聴率を上げている。決して焦るような状況ではない。
「裏番組の数字を見れば、そうとも言えません。あの立川志らく師匠の『グッとラック!』(TBS)が3%を超えるようになっています。1~2%で低迷していた番組が『モーニングショー』と視聴者を奪い合っているんです。さらにテレビ東京の韓流ドラマも数字を上げており、こちらも3%台です。いずれも主婦層を目当てにした番組です。日本テレビ『スッキリ』などは客層が違うので、あまり影響はありませんが、まだ新型コロナが終息したとは言えない段階で、コロナを売りにしていた『モーニングショー』の数字が下がるのは、スタッフにとっては頭が痛いはず。本当にコロナ禍が終息したときには、さらなる苦難が待ち受けていると思います」(同)
果たしてどうなるのだろうか。ちなみに炎上が当たり前になりつつある玉川氏、東京新聞の連載「熱風涼風」では、相変わらず意気軒昂である。5月24日付のタイトルは「全員検査戦略」として、とにかくPCR検査(抗体検査も加わった)を拡げるべく主張を続けている。
《……検査はウイルスの遺伝子を検出するPCR検査だけでなく、主に簡便な抗体検査キットを使います。PCRと比べると精度は低いのですが複数回の検査で、その問題をクリアします……》
視聴者もコロナを“正しく恐れる”ことを学んで、「モーニングショー」に飽き始めたということかもしれない。
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