吉村知事台頭、アッキー在宅…「安倍首相」ストレス解消ゴルフ解禁はいつか

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 緊急事態宣言中に大きく株をあげた吉村洋文大阪府知事、アッキーの在宅、そして支持率急落……でストレスを溜めに溜めたとされる安倍晋三首相。ゴルフ大好きで月平均1・5回プレーしていたこともあるのに今年はたった2回。いつ解禁するか、話題になりつつあるという。

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「安倍さんはストレスを結構ためているようで、ゴルフをしたいなぁ……というのが側で見ていてもよくわかるようです」

 と、永田町関係者。

「緊急事態宣言で疲れているうえに、アッキーも在宅を余儀なくされていましたから、結婚以来初めてじゃないですかね、ひとつ屋根の下でこれだけ長い時間を過ごしたのは。出歩かなくなったアッキーとの日々は安倍さんにとって勝手が違ったんでしょう。アッキーがオーナーを務める飲食店『UZU』が営業を再開し、一番ホッとしているのは安倍さんではないかと皮肉を言う人もいますね」

「通常国会の会期は6月17日まで。差し当たって東京アラート中ですし、支持率も急落中ですから、会期が終わるまではさすがにゴルフをやる気にもならないでしょう。ただ、かつて『笑っていいとも!』に安倍さんが出たとき、“ゴルフをやることによって、精神的にも常にリフレッシュできているなあという感じはありますね”と司会のタモリさんに話していたことがありますね」

 ちなみに、2018年のゴルフのプレー回数は18回と月に1・5回ペースだったものが、今年は年明け早々のこの2回のみだ。

1月2日
【午前】8時24分、神奈川県茅ケ崎市のゴルフ場「スリーハンドレッドクラブ」。経団連の御手洗冨士夫、榊原定征両名誉会長、渡文明JXTGホールディングス名誉顧問とゴルフ。

1月4日
【午前】8時24分、千葉県袖ケ浦市のゴルフ場「カメリアヒルズカントリークラブ」。籔本雅巳錦秀会グループCEO、増岡聡一郎鉄鋼ビルディング専務、松崎勲森永商事社長とゴルフ。

 両日ともにピッタリ8時24分というのは単なる偶然だろうか。

「ゴルフで常にリフレッシュできているなら、それを裏返せば、精神的にいくらかため込んでいるものがあるということになりますね。“強気で攻めていく”プレースタイルだと評されてもいましたけれど、国政でも“攻め込まれている”状況ですから、気持ちが前向きにならないかもしれません。かつてミスユニバース日本代表と官邸でゴルフ談義に興じた際に、ベストスコアは『79』と明かしていましたが……」

 では、ゴルフ解禁はいつごろになるか。

「とりあえず国会が閉じて、1人10万円の特別定額給付金が行きわたるのを見計らっていると思います。今は役所への申し込みでだいぶ混乱していますけれど、夏ごろには国民の手元に届くと思われます。その結果、多少は空気も変わって、安倍政権への風当たりも若干は弱まっているのではないかと官邸の幹部らは考えているということですね」

「もちろん、それは支持率の面であって、新型コロナウイルスがどれくらい収まっているかというのが最大のポイント。経済もちゃんと考えないといけないので、ある程度の感染者が出るのは仕方ないとして、1人増えればゴルフ場への距離は遠くなるのは間違いない」

 少し話は逸れるが、安倍首相は、吉村洋文大阪府知事のことをどんな風に見ているのか。別の永田町関係者によると、

「吉村さんや維新のことは、敵か味方かわからないからあんまり批判はしないというのが現状のようです。憲法改正に関しては自民党の補完勢力であるというのは変わっていませんし……。ハキハキして明快に受け答えして、丁寧に説明するというのは安倍さんに欠けていたことですよね。そこは忸怩たる思いがあるでしょう」

「大阪では、住民投票で否決された維新がゾンビのように立ち上がって、一丁目一番地だった『都構想』が実現可能なところまできています。コロナ禍の前には、今年11月にも『都構想』の住民投票を行う予定になっていました。反対していた公明党はもちろん、自民党の府議団も一転して賛成に回るなど、賛成多数は既定路線。2020年を振り返ってみれば、コロナ禍と都構想で大阪や維新が躍進した年と記憶されるかもしれませんね」

 野党の準備不足を突いて、この都構想を巡る住民投票と同時期に解散総選挙が行われるかもしれないとうそぶく人もいると言うが……。仮にそうなら、安倍首相のゴルフの回数はなかなか増えることはなさそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年6月8日掲載

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