「新庄剛志」の“予言”的中…パ・リーグはセ・リーグを凌駕した要因を徹底検証!
「人気のセ、実力のパ」
昭和の時代から使われてきた言葉であるが、2010年代の10年間を振り返ると、その傾向に拍車がかかったように見える。1980年代、1990年代、2000年代と10年ごとの日本シリーズの勝敗を見てみると、どの年代もセ・リーグとパ・リーグが5勝ずつで拮抗していたが、しかし、2010年代に入ると勢力図が一変する。この期間、セ・リーグの球団が日本一を勝ち取ったのは、2012年の巨人のみ。トータルの勝敗を比べても、パ・リーグが38勝19敗2引き分けと圧倒しており、第7戦までもつれ込んだケースもわずか2回しかない。...