石田純一に手越祐也…コロナ禍でも懲りないプレイボーイたちの「女性より好きなモノ」?
何度も痛い目を見ても、彼らが追い求めてきた「女性より好きなモノ」とは
石田と手越の思考回路は、驚くほど似ているように見える。一つは、人を信じやすく騙されやすいということだ。
石田のエピソードで私が印象的なのは、皇族の親族を名乗る詐欺師の結婚披露宴でスピーチを行ったという事件である。ラジオ局のディレクターに依頼されて出席したというが、地検から厳しい追及を受け、逮捕寸前だったとのちに語っている。
そして手越は、あまりに写真を「売られ」過ぎている。総理夫人との花見写真もそうだし、女性とのベッド写真や女子大生によるLINEの暴露もあった。限られた人間しか知らない情報が、やたら表に出てしまうのである。さらに双方の事務所ともにコメントを出してはいないが、AKB48・柏木由紀との浴衣ハグ写真流出は二重の意味で衝撃だった。あまりに親密に見えたし、本人か関係者からしか出てこないような鮮明さだったからだ。
石田・手越の共通点はまだある。「人を見る目」だけでなく「時を見る目」も無いことだ。石田の「不倫は文化」発言は、当時の妻・松原千明との娘であるすみれの小学校受験の時期と重なっていた。受験は失敗し、すみれはその後も「文化の子」といじめられたと明かしている。4年前は都知事選への出馬も口にして世間を騒がせたが、当時は東尾理子との間に次女が生まれたばかりだった。今回の沖縄行きと同様、家族にとって最悪のタイミングで行動するタイプなのだ。
手越も同様である。酒席報道があった先月は、「Twenty☆Twenty」という事務所を挙げてのプロジェクトが進行中だった。柏木との写真が出た時期は、ドームツアー最終日目前。事務所やファンの落胆は相当なものだっただろう。
何度だまされても、何度痛い目を見ても、懲りない二人。でも、プレイボーイたちがそこまでして手に入れたかったものは、女性ではない気がする。
彼らが最も似ている点は、「肩書きに弱い」ということだ。皇族や都知事といったブランドに弱い石田、総理夫人や有名アイドルというハイスペック女性が好きな手越。実は早稲田大学中退という経歴も同じだ。彼らが本当に欲しいもの、それは「立派な肩書き」なのではないだろうか。
相手も時も問わずに放蕩を続けるのは、理想の自分探しの最中といったところだろう。石田は沖縄で飲食店も手がけているが、手越も「実業家になりたい」と語っているという。芸能界という虚業のプレイボーイから、実業で成功を収めるリッチマンを目指す男たち。彼らにとってコロナウイルスよりも恐ろしいのは、根深いコンプレックスを抱え続ける人生なのだろうと感じる。
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