コロナ禍の同調圧力と反政権ファッション(中川淳一郎)

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 他人と同じことをやるのが恥ずかしいんです。コロナ禍の中、自分が影響を受けた本をSNSで紹介する「ブックカバーチャレンジ」や、自宅で腕立て伏せをする様子を動画で公開する「バトン」もイヤ。「バトン」というのは何かをやった後に誰かを指名し、同じことをやってもらうことです。

 2000年代半ば、mixiでもバトンはありましたが、強制性を感じる人が多かったこともあり、いつしか廃れました。コロナ禍で再び復活したのですが、芸能人の間でも歌、ギャグ、おにぎり、コスプレなどを繋ぐ流れが生まれました。...

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