コロナ禍で愛人と“おこもり”したタイ国王 国民は前代未聞の王室批判を展開
猛威をふるう新型コロナは、“微笑みの国”として知られるタイも襲った。5月26日現在、感染者数は累計3045人で、死者は57人。が、タイ国民にしてみれば、この騒動によって国王の奇行が世界に喧伝されてしまったことが、なによりの禍(わざわい)かもしれない。東南アジア情勢に詳しいジャーナリストの末永恵氏がリポートする。
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3月末、タイのチャクリー王朝10代目「ラーマ10世」ことワチラロンコン国王(67)の振る舞いが、世界を仰天させたのをご存じだろうか。...