ホリエモンvs.田中みな実の舌戦が話題、「サンジャポ」が「ワイドナショー」に負けない理由

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「ワイドナショー」が勝てない理由

 堀江氏に対する世論の注目度は高いが、好感度が低いのが懸念材料だという。

 確かに堀江氏の発言をオンエアすれば、視聴者の耳目を集めることに成功するかもしれない。

 だが、彼の主張がイコール番組の主張と誤解されるのはごめん被りたい。そのリスクで、出演依頼に二の足を踏んでしまうというのだ。

「他の番組では、政治評論家の田崎史郎さん(69)が、テレ朝の報道局員でコメンテーターの玉川徹さん(57)や、元検察官・国会議員の若狭勝さん(63)との論戦を放送しています。堀江さんと田中アナの舌戦に比べると、田崎さんたちのほうが激しかったかもしれません。ところが視聴者が盛り上がったのはサンジャポのほうです。あの番組が凄いのは、プロレス的演出を巧みに使い、論戦のリアルさを保ちながらも、最後は笑えるエンターティメントにしてしまうところです」(同・番組制作スタッフ)

 これまでにも番組で堀江氏は、政治評論家の杉村太蔵氏(40)や、医師でコメンテーターの西川史子氏(49)とも論戦を繰り広げ、いずれも視聴者の注目を集めた。

「サンジャポは、視聴者が喜ぶ“バトル”の見せ方が上手いということです。番組スタッフにとって最高だったのは、堀江さんの相手が田中さんだったことでしょう。意外性がありますし、『ホリエモンの主張が番組の主張』と誤解されるリスクも減ります。プロレス的ではありながら、お二人とも若干、本気でムカついていた気配が画面から伝わってきたのも絶妙でしたね(笑)。田中さんはタレントとして、いい勘していると思います」(同)

 スタッフ氏は「これまでも、上西小百合さん(37)や、宮崎謙介さん(39)を出演させ、うまく使いこなしてきました。こういう芸当ができるのはサンジャポだけでしょう」と指摘する。

「裏番組ではフジテレビの『ワイドナショー』が人気ですが、コメンテーターの松本人志さん(56)の人気をもってしても、『サンジャポ』を視聴率で打ち倒すことはできていません。世論でアンチが多いはずの人物を出演させ、番組内でイジって盛りあげる手法は、真似しようと思ってもなかなかできません」

 今、サンジャポが呼べば盛り上がること間違いない芸能人は小泉今日子(54)ではないかという。

「彼女はSNSなどで、検察庁法改正案に反対していますからね。絶好のタイミングでしょう。サンジャポなら奇跡を起こせるのではないかと期待してしまいます。もっとも、小泉さんの大ファンを公言しているMC・爆笑問題の田中裕二さん(55)にしてみると複雑な心境なのかもしれませんが……(笑)」

週刊新潮WEB取材班

2020年5月24日掲載

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