ホステスに“コロナ補償”反対? 銀座ママが「松本人志」「高須院長」に反論
GWが明けてもゴーストタウンのままの、夜の銀座。数多(あまた)の有名ママもひっつめ髪で金策に走る毎日だとか。そんな夜の蝶たちが激怒しているのは、「ホステス発言」松本人志と、それに追随「高須院長」。ひと月経っても怒りは冷めやらず……。
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「有名クラブって、お店によっては月に2900万円くらい支出があるんです」
と苦境を語るのは、業界の健全化・活性化を目的とする「日本水商売協会」の甲賀香織・代表理事である。
「3月に小池知事が“クラブには出入りしないでほしい”と発言して店の9割が閉まり、4月以降は売り上げゼロ。でも家賃の支払いどころか、女の子にも給料まで出しているお店もあります。支出は丸々持ち出しで、有名クラブさんも金策に走っている。業界的に融資を断られることもあって、そうなれば個人の資産を入れるしかない。女の子も蓄えのない子は『パパ活』みたいなマンツー営業に頼ることになるんじゃないでしょうか」
「自粛」が7月まで続けば、大半の店が立ち行かない、との声も。過去最大のピンチ、と言われているのが今の銀座なのだ。
ホステスのおかげ
青息吐息の中、やり場のない怒りの矛先が松本に向かっている。
松本といえば、コロナ禍で仕事が激減した後輩芸人たちに、ポケットマネーで1人当たり100万円を無利子貸し付けすると報じられたばかり。
一方、4月5日には自身の番組でこう述べている。
〈水商売のホステスさんが仕事休んだからといって、普段のもらっている給料を我々の税金では、俺はごめん、払いたくないわ〉
当初、政府は所得減少世帯に対して30万円支給の方針をとっていた。それに対し、ホステスは収入が高い。その補償を税金で行うのはゴメンだ――と言いたかったのだろうが、
「冗談じゃないですよ」
とは、「クラブ昴」オーナーの高田律子ママである。
「私たちがたくさんもらっているとでも言いたいんでしょうが、その分きちんと税金納めているんですからね。それ、わかってないでしょ。本当に失礼な方ですね。私、テレビは普段から見ないようにしているんですが、その話を聞いて正解だったなと思います」
また、
「何にも勉強していないんじゃないですかね」
とこれまた声を震わせるのは、「ル・ジャルダン」の望月明美ママ。
「松本さん、うちは年商10億ありますけど、その分、税金払ってますよ。ホステスさんも払い過ぎて戻ってきたって言ってるくらい。他の飲食店より収入が多い分、税務署も一生懸命ですから、誤魔化しなんて利かない。どれだけ一生懸命納めていることか」
そして返す刀で、松本発言に「僕だって払ってもらいたくない」とツイートしたこの人にも鉄槌は向かって、
「一番許せなかったのは、高須院長! 高須クリニックは、銀座のホステスさんのおかげでどれだけ潤ってきたんでしょう。あそこまでクリニックが大きくなったのは銀座のおかげ。私たちお得意様じゃないですか。もう全部引き上げちゃおうかな、と思っているくらい」
銀座に灯りが戻るのはいつの日か。この怒りっぷりなら、その日が来ても両名はしばらく「出入り禁止」となりそうだが。