「ナスD」顔ばかりか腹も黒いという「訴訟トラブル」
今やそんじょそこらの芸人よりよっぽど視聴率が稼げるんだとか。テレビ朝日の「ナスD」こと、友寄(ともより)隆英・ゼネラルプロデューサー。この春には自らの名を冠した番組までスタートしたが、その裏では出演者との訴訟トラブルが……。
***
速報「あまり娘の出演番組を見ない」 田村真子アナ(28)の父・田村憲久元厚労相が明かした、心温まる理由とは
速報「交際に反対ではなかった」 中山美穂さんの「人気ジャニーズアイドル」との熱愛秘話 かつてのマネージャーが明かす
ご存じない方のために説明すると、友寄氏の名を一躍有名にしたのは2017年から放映された旅バラエティー「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」。
「友寄さんは制作統括を務めているのに、自分でアマゾンへ行き、カメラ片手にカタツムリを食べたり、川の水を飲んだりと体当たり取材。“絶対落ちない”という染料を塗ってしまい、全身が真っ黒、ナス色に染まってしまったことも」(テレ朝関係者)
この狂気で人気沸騰した友寄氏は、4月には「ナスDの大冒険TV」なる番組までスタートさせた。
「うちの最大のスター局員で、上層部の覚えもめでたい」(同)存在なのだが――。
「最初は調子の良いことを言っておきながら、後で頬かむりする人でした」
と憤るのは、「陸海空」に出演していた30代の男性。現在、テレビ朝日などを相手取って損害賠償請求を起こしているという。
“クズキャラ”設定
旅行ライターなどとして活動している原告は、「陸海空」にはじめは旅の企画提案とリサーチ、次いで出演者として各国に赴いてレポートしたが、その中でヤラセに加担させられたり、スタッフからパワハラを受けたりしたとして、330万円の慰謝料を請求しているのだ。
「関わってしまったことを心から後悔しています」
と男性が語る。
「ポルターガイストが起きるというイギリスの館への旅。でもその実態は仕組んで扉に細工をして心霊現象に見せていた。何より“まず下げておいた方が後で人気が出るかも”と言って、私を“クズキャラ”に設定し、現場で何かと挑発して、怒る姿をまるでポンコツのような印象に映るようにしたのです」
もっともこの点、訴訟でテレ朝側は全面否定しているし、そもそもバラエティーということを鑑みれば、評価は分かれるところ。むしろ問題はこちらで、
「なぜ告発したかと言いますと、実は約2年間ギャラが全くもらえていなかったんです」
それは大いに気になるところだ。
「はじめにリサーチや企画提案した時はすぐに支払われた。で、安心していたらその後は全くなし。こっちも人質を取られたようなもので、向こうの言うことを聞かざるを得なかった。思い余って友寄さんにギャラの件で相談したいとメールしても無視。制作会社から支払うべきものだとも言われ、内容証明を送ってもダメ。で、簡裁に申し立て、昨年ようやく支払いがあったんです」
ネット番組を含めれば出演回数は数十回に上り、その額、実に360万円超。とんだブラック労働だ。
当のテレ朝は、
「(男性の)主張は事実に反し根拠がないものと考えており、詳細は裁判の場で主張してまいります」
というからその是非は今後に委ねられるが、
「『陸海空』では、以前にも別の出演者が“編集に悪意しか感じられない”とTwitterで暴露したことがある」(前出・関係者)
というから“粗い”作りは事実のようなのだ。
原告の怒りは収まらず、
「友寄さんははじめ“人気者を出しましょう”なんて趣旨の話をして私を番組に引き込んでおいて、事が起こると無視。結局、使い捨てにしたんですよ」
黒いのは顔だけではなかった!?