コロナ禍で吹き飛んだインバウンド消費は8兆円「観光立国」だけに力を入れ過ぎたツケ

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 観光立国を目指す安倍政権は、2020年に日本を訪れる外国人は4000万人、インバウンド消費額は8兆円を見込んでいた。しかしコロナ禍で、それも一気に吹き飛んだ。3月の訪日外国人は19万3700人で、前年同月比でなんとマイナス93%。この状況はしばらく続き、インバウンドが回復するまで、少なくとも3年はかかるという。

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 まずは、安倍首相を議長とする「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」が掲げた目標値を改めて見てみよう。...

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