容姿も物言いも激変……コロナ禍で復活「豊田真由子氏」が物足りないと言われる理由
大人しすぎて物足りない
豊田氏の出演はその後も続き、4月に入ってからは毎週木曜に出演する準レギュラーとなっている。だが、相変わらず発言は大人しい。たまに自虐的と思われる発言もあるにはあったが、キレがないのだ。
4月16日の放送では、自粛期間中のセクキャバ来店が明らかになった立憲民主党の高井崇志議員についてコメントを求められると、
豊田:そうですねえ、このケースはまあ本当に「違うでしょ」ということだと思うんですけれども……。
5月7日の放送では、西村康稔経済再生相と大阪の吉村洋文知事の休業要請の解除についての応酬を尋ねられて、
豊田:やっぱり仲良くやっていただかないと……。
「惜しいですね。だからSNSでも物足りないという声が出ているのでしょう。彼女は最初は、コロナ問題だけならと思って出演しているのだろうと思ってましたが、最近は服装も段々鮮やかになってきた。パンツルックばかりだった彼女も、5月7日には真っ黄色のワンピースまで着るようになりましたからね。もし今後もコメンテーターとしてやっていくつもりなら、少しはウケも狙ったほうがいいでしょう」(同)
「バイキング」は、これまでも元政治家をコメンテーターとして起用してきた。“不倫専門家”として宮崎謙介氏を出演させたこともある。
「妻の金子恵美さんも出演していますね。夫婦揃ってすっかりタレント化していますが、宮崎さんはいまだ不倫キャラが強すぎますし、喋りもあまり上手くない。金子さんが一緒でないと輝きません。むしろ金子さんは才色兼備で、視聴者にも受け入れられています。彼女が目指しているのは、一足先にコメンテーターとして活躍している杉村太蔵でしょう。ご存知のように杉村さんは、国会議員としてはたった1期しか務めていませんが、元国会議員の肩書きを最大限に利用しつつ、『サンデージャポン』(TBS)でイジられ、けなされ、叩かれてもへこたれない。むしろ笑いになるキャラを確立して、現在は『ワイドスクランブル』(テレビ朝日)のレギュラーです」(同)
やはりキャラが重要なのだろうか。
「そうですね。ただし、キャラの立ちすぎも問題です。バラエティやワイドショーが飛びついた元日本維新の会の上西小百合氏は、ヒールキャラがウケていました。ただし、物言いに品がなく、言動に不快感をもたれて、アンチが増えすぎてしまった。本気で嫌われたためにテレビでは使いづらくなった例もあります」(同)
なぜ元国会議員は重宝されるのか。
「やはり政治に対して強く物申せるのが強みです。豊田さんは、今のところいい人キャラに徹して解説していますが、彼女がもっと辛口のことを言ったらウケると思いますし、視聴者もそこに期待しているのだと思います。そろそろ本当のキャラを出していい時期でしょう。時には、暴言を吐くような物言いをすれば、絶対人気が出ますよ。東大法学部卒で頭脳には文句なし、官僚の世界も知っているし、国会議員としては2期務めていますからね。プライドも高そうですが、そこを抑えてイジられることに耐え、本気でコメンテーターを目指したら、杉村太蔵を超える存在になるかもしれません」(同)
果たして第2のキャラ変はあるのか。
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