コロナ禍で困窮する外国人 ひろがる助け合いの輪

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 現在、日本には約166万人の外国人労働者がいる。「このコロナ禍で日本人の失業者はリーマンショック後の100万人を上回る」との予想もあるが、より立場の弱い外国人たちはこの日々をどう過ごしているのだろうか。現金給付などの政府の対応がなかなか進まない中、民間レベルでセイフティーネットの輪が広がっている。『コンビニ外国人』等の著書があり、在日外国人事情に詳しいノンフィクションライターの芹澤健介氏が現状をレポートする。

 GWの連休中、ベトナム人の“駆け込み寺”として有名な「NPO法人日越ともいき支援会」(東京都港区)では、朝から晩まで、緊急物資の仕分けと配送の対応に追われていた。...

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