宇垣美里のファンタジー熱が爆発!「十二国記」「ゲーム・オブ・スローンズ」「アイアマンガー」――「あの人の#おうち時間」(11)

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 新型コロナによる「おこもり」は不自由だけれども、自由な時間は山ほどある!ということで、人生に突如として現れた「おうち時間」の過ごし方を紹介してもらうこの企画。第11回はフリーアナウンサーの宇垣美里さん。さて、いかがお過ごしですか?

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 コロナの影響でテレビの収録は減っても、原稿のお仕事の締め切りは着々と迫ってきます。在宅でも仕事を頑張るために、なるべく朝は9時ごろに起きて、生活リズムが崩れないようにしています。なかなかやる気が出ない日は、メイクをして自分を鼓舞しています。メイクするだけで気持ちが引き締まって集中力が上がりますよ。誰にも会わないんですけどね(笑)。

 たくさんできた時間をつかって、これまで何となく後回しにしていた映画や本、漫画を楽しんでいます。「アナと雪の女王2」とか、知人に薦められていた「カンフー・パンダ」とか。

 本は20~30冊くらい「積ん読」していて、ずっと「本を読む時間が欲しい!」と思っていたので、それを消化しています。特に面白かったのは『アイアマンガー3部作』です。イギリスのファンタジー小説なのですが、独特の世界観に引き込まれて、没頭してしまいます! 昔から『ハリー・ポッター』シリーズなどファンタジー小説が大好きなのですが、大人になると、まとめて読書する時間がなかなか取れなくて。でも今は家にずっといますから、長~い本を読むにはぴったりです。

 ファンタジーといえば、『十二国記』シリーズも大ファンで、これを期に読み返そうと思っています。昔から友達に薦められていたのですが、「続編出ないんでしょ?」と何となく読んでいませんでした。でも去年新作が出るタイミングで読み始めると、圧倒的な世界観に魅せられてしまって。

『十二国記』のオススメポイントは、とにかく登場人物が多いので、絶対に自分の「推しキャラ」がいること。友達と感想を言い合うと、注目ポイントが全然違ったりして楽しいんです。

 あとは、この小説は「人の居場所」をめぐる話なんですね。コロナによって人と会うことができず、じわじわと自分の居場所、存在感が虚ろになってしまう今だからこそ読むべき小説なんじゃないでしょうか。

 自炊も楽しんでいます。元々料理が好きなのですが、3食全部作るうえで、食材を上手に使い切るのがパズル感覚で楽しくて。ご飯以外にも、チーズケーキ、ブラウニー、ホットケーキなどのスイーツも作っています。ケーキはホールで焼くので、1回作ると「明日と明後日のおやつはコイツで決まりだな」とか考えながら。うん、どれも美味しかったですよ。

 そういえば私は4月16日が誕生日でして、例年は仕事現場でケーキやプレゼントでお祝いして頂くことが多かったんです。毎年たくさんの方から「おめでとう」と言ってもらえるのは、とても嬉しいことでした。

 でも、今年はコロナですからね…。誕生日当日は一人で過ごしていました。そもそも、自粛生活の中で曜日感覚が薄れていて、実は直前まで自分の誕生日のことすら忘れていました。

 でも、ありがたいことに誕生日に近いラジオの収録日ではお祝いしてもらえました! ラジオの皆さんもお買い物に出ることを自粛されたそうで、「amazonの包装でごめんね」と言いながら、任天堂のプリペイドカードと、大好きな海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の公式ガイドブックを頂きました(とっても分厚い本なのですが、これを読んでから本編を見直すと新たな発見ばかりで楽しい…!)。

 普段は誕生日が近い友人と一緒に誕生日会を開いてもらったり、妹とご飯に行ったりしていたのですが、今年はそれもできません。でも、その代わりというか、オンライン飲みを結構やっています。普段一人で飲むことはないので、これはこれで新鮮だなあと。とはいってもそんなに量は飲まないですが。

 本を読んだり、料理をしたり、何かと忙しくしています。もともとインドア派ですし、孤独に暮らすのが苦ではない性格のようです。もちろんコロナで大変なことはあるけれども、久しぶりに自分の時間に没頭できたことは、それなりに貴重な体験だったように思います。

宇垣美里(うがき・みさと)
1991年4月16日生まれ、兵庫県生まれ。同志社大学卒業。2014年TBSにアナウンサーとして入社し、数々の人気番組に出演。2019年3月に退社し、現在はフリーランスとして、アナウンサー、タレント、モデル、ラジオパーソナリティ、多数のCM出演など幅広く活動中。コスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなどの執筆活動も行っている。

デイリー新潮編集部

2020年5月10日掲載

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