とにかく戦時売春は許されないのか 一からわかる「慰安婦問題」(4)
慰安婦問題に関連して、ある時期から登場するようになったのが「広義の強制」という言葉である。この分野の研究者として有名な吉見義明氏らは、日本軍による「広義の強制」があった、という主張だ。つまり、たとえ日本軍が直接強制的に女性を連行したのではなくて、一部業者が騙したにせよ、そういう状況を作った一因は日本にあるのだから、日本軍にも責任があるのだ、といった論理である。
これをどう考えればいいのか。『こうして歴史問題は捏造される』(有馬哲夫・著)をもとに見て、この連載を終わろう。...