「ナイナイ岡村」発言のズレてる所 愛人募集専門誌編集長の「美人さん達のコロナ後」

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本格交際のチャンス

――今、コロナ問題で困っている「美人業界」はどんな種類があるんでしょう。

比嘉 まず水商売でしょう。銀座や六本木の高級クラブ、キャバクラなど接待飲食業はほぼ全てが休業して、コンパニオンは失業状態です。感染者の多くない地方都市のクラブなどには営業している店もあるので、そこに出稼ぎに行く女性もいますが、ほとんどのホステスは無収入。そんな女性たちが求めるのは前から店に来ていた「太い客」、つまり裕福で金払いのいい客との1対1のつきあいなんですよ。端的に言って「愛人になる」こと。戦後の言葉でいえば「オンリー」です。

――ひとりだけの進駐軍将校とつきあった女性のことですね。

比嘉 男性からすると、今はお気に入りのコンパニオンと本格交際を始めるチャンスです。女性は経済的な不安を抱えているし、「こんな時に逢ってくれる人はよほど私のことが好きなんだ」と考える。ただ銀座や六本木につとめる女性を口説くには、かなり金を持ってないと無理ですが。

――ほかには?

比嘉 モデルやアイドルなども仕事が激減してます。『ラヴァーズ』の表紙モデルをやるようなセクシーモデルの人たちは撮影会などファンイベントが大きい収入ですけど、コロナ以後、イベントは全部中止。雑誌グラビアの撮影も濃厚接触になるので今は現場を組めない。今のところモデルたちはこれまでの蓄えでしのいでるけど、このままコロナ問題が続けば今年の後半からは間違いなく苦しくなる。彼女たちも高収入の「パパ」を求めるでしょうね。

――庶民が援助してあげられそうな女性は?

比嘉 手が届きそうなのはガールズバーでバイトしてた女性たちかな。生活費が不足してバイトしてる女子大生も多いし、濃厚接触業種として休業要請されたネイルサロン、まつげエクステなどの従業員は昼の仕事も夜の仕事もなくなって途方に暮れてる。そういう女性たちは「出会い系サイト」で援助してくれそうな男性を探します。「出会い系」の達人に聞くと、今こそまさに入れ食い状態の時期だと。

――すぐにつきあえるということですか?

比嘉 そうじゃないんです。意外ですが。「出会い系」にアクセスする女性は、休業やテレワークでヒマがたっぷりあるから、まずメールのやりとりで男性をじっくり吟味する。そしてヒマつぶしにメールで会話する相手になって欲しい。そうするうちに安心できる相手と「この騒動が終わったら逢おうね」と疑似恋愛にハマる。そういうなかなか実物と逢えない「じらし」に耐えて、プラトニックなラブメールで酔わせることのできる男性が、出会い系で最終的に勝てるんです。

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