紅蘭の「在宅ワークの不調を整える小技」がすごい――「あの人の#おうち時間」(6)

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 新型コロナによる「おこもり」は不自由だけれども、自由な時間は山ほどある!ということで、人生に突如として現れた「おうち時間」の過ごし方を紹介してもらうこの企画。第6回はタレント業のかたわら、ジュエリーや化粧品の販売をてがける紅蘭さん。さて、いかがお過ごしですか?

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 私は現在、タレント活動やパーソナルトレーナーの仕事をしながら、ジュエリーや化粧品を販売する会社を経営しています。1歳の娘がいて、以前は事務所に連れて行って、会社のスタッフと一緒に子育てをしていました。でも、コロナのことが報じられるようになり、3月頃からはスタッフに在宅勤務をしてもらい、私は家で娘と一緒に仕事をするスタイルに切り替えました。

 そうなると大変なのが、仕事とプライベートの切り替えです。事務所だと「何時までに帰る」と自分を律しやすいのですが、在宅だと夜遅くまで働いてしまうこともあり、メリハリをつけるのが本当に難しくて…。

 仕事量も増えて、毎日てんてこ舞いです。これまではスタッフにも商品の梱包をお願いしていましたが、今は在庫を家にまとめて置いているので、ジュエリーに関してはすべて自分で梱包しています。

 日によって注文の数は違いますが、多いときだと1日に300個ほどで、結構ハードワークなんです…。朝から夜まで、ひたすら梱包、梱包、梱包、という感じなので、子どもと遊ぶ時間を取るのも一苦労です。でも両親も年なので、実家に顔を出すリスクを考えると、子どもを預けることもできませんしね。

 私と同じように在宅で仕事をして、運動不足で悩んでいる方も多いんじゃないでしょうか。この時期に大切なのは、筋トレやストレッチ。ホルモンバランスが整い、免疫力も上げることができます。そこで、パーソナルトレーナーでもある私が毎日やっている筋トレやストレッチ、姿勢をよくするためのコツをご紹介しようと思います!

 筋トレ、ストレッチを行う上で大切なのは、「大筋群」と呼ばれる大きな筋肉を先に動かしてから、小さな筋肉を動かすこと。先に大筋群を刺激することで、その後のカロリー消費が増えるため、運動効率が良くなります。ですので、朝に運動をして、その後に家事などでカロリーを燃やすのがオススメです。

 私が毎日行っていてオススメのストレッチは大きなリンパが流れている腸腰筋という股関節回りの筋肉を刺激することです。腸腰筋を刺激することで全身の血流が良くなり下半身のむくみを抑えることができます。ふくらはぎや太ももをマッサージするよりも効率よくむくみを取ることができますよ。

 具体的な方法としては、まず片足を後ろに引いて、「アキレス腱伸ばし」の運動をします。そこから上半身を後ろに反らせてみてください。すると後ろ足側の股関節のあたりがしっかりストレッチされていると思います。両足30秒ずつくらいでも十分効果があるので、歯磨きをしながら、片手間で行うのがオススメです!

 リモートワーク中に気をつけてほしいのは、姿勢が固まってしまうこと。私は目が悪いので、パソコン作業をするときに首が前に出てしまうんです。これを解消するためには、パソコンの横に鏡を置くのが効果的です。画面を見ながら自然に自分の姿が見えるので、最初のうちは「私、こんなに姿勢が悪いの?」と嫌な気分になると思います(笑)。でも、これを続けることで少しずつ姿勢は改善されますよ。

 私と同じように子育てをしながら在宅勤務をしている方は筋トレなど自分の時間を持つことも難しいと思います。でも、毎日少しの時間でも体のケアはできるので、ぜひ腸腰筋ストレッチを試してみてください!

紅蘭(くらん)
1989年東京都生まれ。タレント、パーソナルトレーナー、株式会社BROSKY代表。父は俳優の草刈正雄。タレント活動で人気を集めた後、現在はジュエリーや化粧品の販売も手がけている。Instagram@kurankusakari

デイリー新潮編集部

2020年5月5日掲載

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