コロナ禍の不安に追い打ち…政府発表の「富士山大噴火」シミュレーション
儒学者の新井白石は、富士山の宝永大噴火(1707年)の様子を「折たく柴の記」に書き残している。それによると、昼間から黒雲が江戸を覆い、雷鳴が響き渡ると、空から白い灰が降ってきたという。それが今起きたらどうなるのだろうか。
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3月31日、政府の中央防災会議が富士山噴火のシミュレーションを明らかにした。それによると宝永大噴火クラスの噴火が起きると、風向きによって首都圏で2~10センチの火山灰が降り積もる。運悪く雨が降っていた場合、3時間後には横浜市から千葉市までの電車がストップし、大規模な停電が東京、神奈川、千葉や埼玉で発生する。...