駅舎の「保存」「復原」ブーム到来 求められる“品格”とは?

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 今年3月14日、山手線では約半世紀ぶりの新駅となる高輪ゲートウェイ駅が開業した。鳴り物入りで誕生した高輪ゲートウェイ駅は、駅名が発表された直後から多くの話題を振りまいてきた。

 斬新すぎる駅名は山手線に相応しくないとして、エッセイストの能町みね子さん、地図研究家の今尾恵介さん、日本語学者の飯間浩明さんなどによる駅名再考を求める署名活動にも発展。その後も、駅売店が無人化されていることや駅名標が明朝体であることが注目を集めた。

 高輪ゲートウェイ駅が開業した1週間後、同じく山手線の原宿駅が新駅舎の供用を開始した。...

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