昭和48年8月、「野村克也」が「王貞治」と本塁打争いを繰り広げた“真夏の23日間”

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 今年2月11日に84歳でこの世を去った野球解説者の野村克也さん。現役時代には史上二人目の三冠王を達成するなど、輝かしい成績を残した名選手だった。そこで、今回は世界のホームラン王である王貞治と、通算本塁打記録をかけて激闘を演じた1973年(昭和48年)の“23日間”を振り返ってみたい。(以下、敬称略)

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 南海時代の野村克也は、1972年(昭和47年)のシーズン終了時点で、歴代トップの通算本塁打551本を記録していた。2位は534本の王貞治(巨人)。...

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