有吉の壁、リモート中継を逆手に取った企画とは お宅拝見を楽しむ視聴者も……
新型コロナの影響でロケができなくなり、4月スタートのドラマが次々と放送を延期しているが、むろんバラエティ番組にも影響が出始めている。総集編や傑作選といった再放送で乗り切ろうとする番組が増えているのだ。そんな中、報道・情報番組が活用する、自宅からのリモート出演を逆手に取ったのが、この4月よりレギュラー化した「有吉の壁」(日本テレビ)だった。
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民放関係者が言う。
「『有吉の壁』はこの4月にスタートしたばかりですから、ストックがないのでしょう。これまで13回の特番を経てレギュラー化した番組ですから、それらを使って傑作選だって作れないわけではない。ただ、あの番組には、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』や『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』、『進め!電波少年』などなど日テレのバラエティを支えてきた放送作家がいるんです。再放送を潔しとせず、コロナ禍の放送を逆手にとって新たな企画を作り出したのでは」
4月22日の放送では、新企画に入る際の有吉弘行(45)の一言がそれを表していた。
有吉:こういう時じゃないと、できない企画だから……。
それが「なりきりの壁を越えろ! スターのおもしろ自宅公開選手権」という新企画だった。スタジオは有吉とアシスタントの佐藤栞里(29)のみで、スターたちは自宅からのリモート中継。ただし、芸人たちが様々な笑いの壁に挑む、というコンセプトのお笑いバラエティである。スターになりきった芸人たちによる自宅公開、いや、ネタ公開となったのだ。
トップバッターはテレビとテーブルの備えられた、ごく普通のリビングからのリモート中継。バスローブ姿の“謎のスター”は、電話で仕事のオファーを受けている。
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