コロナ禍で揺れる安倍官邸 危うい「菅官房長官外し」と「今井補佐官の独壇場」
新型コロナウイルスの危機管理対応で迷走する安倍晋三政権。緊急経済対策を出すその前後の重要な局面。私の取材で官邸のキーマンの名前が2度も出てきた。今井尚哉首相補佐官兼秘書官だ。
緊急経済対策は事業規模で108兆円(その後117兆円に修正)だったが、安倍首相に近く閣僚経験もある与党ベテラン議員が官邸の様子をこう明かした。
「108兆円には条件付きの1世帯30万円の現金支給も入っていて評判は散々だったが、方向性を決めたメンバーは4人だった。それは安倍首相、麻生太郎財務相、財務官僚、そして、今井氏だ。...