コロナ感染者を“殺人鬼”扱いの大阪「泉南市議」 酔っぱらってFacebookに投稿した説

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 4月24日、自身のFacebookに新型コロナ感染者を「高齢者にとっては殺人鬼に見える」と投稿した大阪府泉南市の梶本茂躾(しげみ)市議(72)が、市議会の各派代表者会議に出席し「配慮のない言葉を使ったことを反省している」と謝罪した。ところが、大阪府民や泉南市民から、「反省していない。議員辞めろ」との声が寄せられたという。

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 梶本市議は、2006年4月の泉南市議補選で無所属で出馬。初当選を果たした。当選回数は4回で、14年から15年にかけて副議長を務めたこともある。

 泉南市で初めてコロナ感染者が確認されたのは4月10日のこと。この日、梶本市議はフェイスブックにこう投稿した。

《【4月10日23:47】残念、泉南市でました。女子高生。学校休校続いていますので、あっちこっち動き回ってないか心配です。市内の地域は、特定できないですが、泉南市に接触者が何人かいるとしたら私ら高齢者は、泉南市迂闊に歩けません。感染者は、私ら高齢者に取っては殺人鬼に見えます。感染者の個人情報や、人権を守るのか高齢者は姥捨て山に行けと言うのか、考えさせられます。》

 この投稿で大炎上。

《殺人鬼とか…この方大丈夫なん?》

《こいつは、罹患者を殺人鬼呼ばわりし、高齢者に対する施策を何もしてくれないと議員でありながら、しゃーしゃーと言い放った不要議員!今すぐ辞職すべき!》

《ふざけるな!年齢関係なく皆が一丸となって頑張る時だろうが!誰かが傷つくような発言はやめろ!》

 梶本市議は、メディアの取材に対し、「地域の高齢者から、感染者は怖いという意見を聞いた。あれくらい書かないと反応がないのではと、あえて過激な文章を書いた」と釈明した。

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