NYウォール街の投資銀行が予測 景気回復シナリオと投資対象から「避けられる銘柄」

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次善のケースか?

 今、世界で最もコロナ感染者数が多いアメリカでは、今後の方向性として「ロックダウン継続」か「経済再開」か、という2つの選択を迫られ、大きく揺れている。そうした中で、NYウォール街を拠点とする投資銀行が、今後の景気予測を行った。

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 それによれば、「最善」「次善」「最悪」まで、3つのシナリオが描かれている。ご参考までに、簡単にご紹介しよう。

(1)最善のケース――5月までに感染の封じ込め対策が成功し、米国政府の財政出動が2兆8000億ドル(約300兆円)規模で奏功した場合、株式も債権も急速に回復して、2021年の年初には、史上最大の値上げ幅を記録する。...

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